
美味しいワインを育てる奥尻島の環境
奥尻島は透明度が約25mという抜群に綺麗な海で、ウニやアワビなど、多くの種類の魚介類がとれることで有名ですが、ブナの原生林が島の約60%を覆い、水が豊富な環境でもあります。冬は雪が降りますが、対馬暖流の影響で北海道の本島に比べて温暖です。
このように海と緑が溢れる自然環境の中で、ワインの原料となる葡萄を自社の畑で栽培しています。ワインを造る環境としては、海に囲まれていることで塩害もあり、特殊な土地であるがゆえの苦労も多いです。また、離島ということで資材困難で簡単に手に入らないことや設備にトラブルにあった時に対応が難しいことも度々あります。
様々な苦労をかけて造るからこそできた製品には、奥尻ワインならではの味わいがあります。奥尻ワインにミネラル分が多く含まれているのは、時間をかけて潮風が海の恵みを運んでくれたからなのです。
良いワイン・奥尻ブランドをつくりたい
2008年、奥尻ワイナリーの製造工場が完成し、本格的な醸造がはじまりました。ひとつひとつの工程を丁寧に行い、体にやさしい美味しいワイン造りに取り組んでいます。奥尻という土地に合うぶどうの栽培方法を探求し続けることで、そのポテンシャルを高めていきたいと思います。
ワインの世界にはテロワールと言って、その土地ならではの特性、その醸造者ならではの人格がにじみ出ているワインを求める傾向があるといいます。日本海の潮風を受けて育ったブドウはミネラルが豊富で、ワインにすると余韻に潮の香りが出るため、奥尻ワインにはテロワールが充分溶け込んでいるといえます。「奥尻島が育む葡萄で、世界中の人々に愛され続けるワイン造りに邁進する。」という理念のもと100年先、200年先を見据えての奥尻だからできるワイン造りに全力を注いでいます。
奥尻ワイナリーのおすすめお取り寄せ商品
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奥尻ワイナリー「OKUSHIRI ピノ・グリ白 750ml」
奥尻町は北海道南西部の日本海に浮かぶ周囲約84kmの小さな島です。海に囲まれた緑豊かな環境は葡萄畑に潮風が吹き込むことで、特徴的なミネラル分が多く含まれます。オレンジピールのような柑橘系の香りからアロマのしろい花の香りへと変化。ボリューム感のあるやや辛口な味わいは蒸栗のような余韻を感じます。