未利用資源を製品化|イリエ船橋商店

未利用資源を製品化|イリエ船橋商店

「鹿部町の新しい特産品」

道南駒ケ岳のふもとに位置し、水産資源に恵まれた鹿部町で水産加工業を営むイリエ船橋商店。船橋商店として昭和27 年に創業し、鹿部町で70 年以上に渡り事業を行ってきました。代表の船橋さんは近隣の七飯町の出身、結婚と同時に鹿部町に移りました。栄養士の資格を持つ船橋さんは食に関わる家業には自然と興味をもち、魚や水産物の加工技術に磨きをかけていきました。前浜で獲れる魚はどれも美味しく、鹿部町の特産品のたらこをはじめ、ホッケやイワシ、サバなどが毎年多く水揚げされています。 軽石干し開発に携わるきっかけは、鹿部町製品開発研究会の熱意と鹿部町民の期待を強く感じたことでした。この熱意と期待に応えるべく、軽石干しを鹿部町の新しい特産品として全国に広めていきたいです。そして小さな町鹿部町で自分が今までに得た知識や経験を通じて次の世代に伝えていきたいと考えています。

軽石干しは鹿部町製品開発研究会の中で鹿部の軽石と恵まれた水産資源を活かして新しい名物を作りたいという想いのもと、九州の灰干しをヒントに開発が始まりました。軽石は土壌改良に使用される以外はほとんど活用法がありませんでした。一方。軽石には全体積の約半分を占める無数の気候があり多くの水を溜められることが研究により判明しました。この吸水力に目をつけ、軽石干しの開発に並々ならぬ情熱を燃やしたのが研究会の鈴木さんです。その情熱にイリエ船橋商店が賛同し開発が進みました。使用する軽石の粒度や干す工程におけるその温度や時間、様々なパターンを試行錯誤し、時には北海道立工業技術センターの力を借りながら開発を進めました。

定期的に鹿部町民を集めて公民館での試食会かねた意見交換会も実施し完成したのが2017 年の年末。軽石干しは3年という年月を費やして完成にたどり着きました。この軽石干しはイリエ船橋商店や鹿部町製品開発研究会だけの想いだけではなく、鹿部町民の想いが詰まった商品なのです。

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軽石干し ほっけ Lサイズ (350g~ /3枚) 鹿部町 イリエ船橋商店

活火山の駒ヶ岳で取れる軽石の優れた吸収性を活かした軽石干しは、一般的な一夜干しよりもふっくらしっとり食感を生み出しています。暖流と寒流が交わる好漁場を持つ鹿部町で獲れるほっけは脂の乗り具合と身のバランスがとても良く、厚みもあるため食べ応えも抜群です。


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